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【メディア掲載】日経新聞で紹介されたCBT(認知行動療法)とは?当院での活用法について

先日、日本経済新聞のカラダづくりにてCBT(認知行動療法)が大きく紹介されました。

記事内では主に「全般不安症」という精神疾患に対するアプローチとして記述されていましたが、実はCBTは、私たちが日々向き合っている「不整脈」「高血圧」「睡眠障害」といった身体疾患の改善にも非常に高い効果を発揮します。

今回は、新聞記事の内容を紐解きながら、当院がなぜ身体疾患の治療にCBTを取り入れているのかをお話しします。


記事で紹介された「思考のくせ」と「CBT」

新聞記事では、千葉大学の清水栄司教授が、不安やうつを感じやすい方の心理を「物事の否定的な側面ばかりを捉える『思考のくせ』がある」と解説されています。

この「思考のくせ」を整理し、現実的で柔軟な考え方に整えていくことで、心の負担を軽くするのがCBTの基本です。記事では具体的なセルフケアとして、問題を書き出し解決策を評価する「RIBEYE(リブアイ)法」や、呼吸法などが紹介されていました。


なぜ、不整脈や高血圧に「CBT」が必要なのか?

「精神疾患ではないのに、なぜ心理療法が必要なの?」と疑問に思われるかもしれません。 しかし、心臓や血管の動きを司る「自律神経」は、私たちの感情や思考と密接にリンクしています。

  • 不整脈・高血圧: 「また発作が起きたらどうしよう」「血圧が下がらない……」という過度な予期不安は、交感神経を優位にし、症状をさらに悪化させる悪循環(スパイラル)を生みます。
  • 睡眠障害: 「眠れないこと」への焦りが脳を覚醒させ、さらに眠れなくなる現象も、CBTによる行動変容が最も有効な治療の一つとされています。

当院では、CBTの手法を用いることで、この「病気への不安が症状を育てるサイクル」を断ち切ることを目指しています。


当院で大切にしていること

新聞で紹介されたように、CBTは自分で取り組めるステップ(呼吸法や問題解決法)が明確です。当院でも、患者様お一人おひとりの生活背景に合わせ、無理なく日常生活に取り入れられる形でのアドバイスを行っております。

「数値の改善だけでなく、毎日をもっと楽な気持ちで過ごしたい」 そう願う患者様にとって、CBTは心強い武器になります。

もし、ご自身の体調について「不安が頭から離れない」「常に緊張している」と感じる方は、診察時にぜひお気軽にご相談ください。


編集後記

新聞に掲載された「呼吸法」や「脱力法」は、診察の待ち時間などでも実践できる素晴らしい方法です。 当院でも、少しずつこうした「身体と心を整えるヒント」をお伝えしていければと考えています。


投稿者アバター
川上 徹
不整脈専門医、循環器専門医、総合内科専門医。覚王山不整脈診療所院長。 趣味は料理と読書。料理はコスパとタイパを探求しています。読書で好きなジャンルは歴史小説です。

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